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Windowsタスクスケジューラが動作しない時の対処法

はじめに

タスクスケジューラは、Windowsでプログラムやタスクを自動的に実行するための非常に便利なツールだ。
しかし、時折タスクが正しく実行されない場合がある。このような問題に直面した場合、どのように対処すればよいかをこの記事で紹介する。

1. コンピュータを再起動する

まずはコンピュータの再起動を試してみる。再起動によって、システムの不具合やタスクスケジューラの小さな問題がリセットされ、大体の不具合が解消されることが多い。

再起動の手順:

  1. [スタート]メニューをクリックするか、キーボードの[Windows]キーを押す。
  2. 電源ボタンをクリックし、[再起動]を選択。
  3. 再起動後、タスクスケジューラを再度確認する。

2. システムファイルチェッカー(SFC)を実行する

再起動してもタスクスケジューラが動作しない場合、システムファイルが破損している可能性がある。
その場合は、システムファイルチェッカーツール(SFCを使用して、破損したファイルを修復する。

SFCスキャンの手順:

  1. キーボードでWin + Rを押して、[ファイル名を指定して実行]を開く。
  2. テキストボックスに「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterで管理者権限のコマンドプロンプトを開く。
  3. 次のコマンドを入力して実行: bash sfc /scannow
  4. スキャンが完了するまで待ち、必要な修復が行われる。
    終了後、コンピュータを再起動し、タスクスケジューラが正常に動作するか確認する。

3. DISMスキャンでシステムイメージを修復する

SFCでも問題が解決しない場合、DISM (Deployment Image Servicing and Management) を使用して、Windowsイメージを修復を試みる。

DISMスキャンの手順:

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
  2. 次のコマンドを入力して実行: bash DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  3. スキャンと修復が自動的に実行される。プロセスには時間がかかる場合があるので、終了するまで待つ。
  4. 修復が完了したら、コンピュータを再起動し、問題が解決されたか確認する。

4. タスクスケジューラーサービスを再起動する

タスクスケジューラーのサービス自体を再起動することで、問題が解決することもある。タスクスケジューラーサービスの再起動と設定確認を行おう。

タスクスケジューラーサービスの再起動手順:

  1. [スタート]メニューを右クリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択。
  2. 「services.msc」と入力し、サービス管理画面を開く。
  3. サービス一覧から「Task Scheduler」を見つけ、右クリックして[再起動]を選択。

これで、タスクスケジューラーサービスが再起動され、問題が解決される可能性がある。

5. Windowsのアップデートを確認する

Windowsのバージョンが古い場合、タスクスケジューラが正しく機能しないことがある。最新のWindowsアップデートをインストールすることで、この問題が解消することがある。

Windowsアップデートの確認手順:

  1. [スタート]メニューを開き、[設定]をクリック(またはWin + Iで設定を開く)。
  2. 左側のペインで「Windows Update」を選択。
  3. 「更新プログラムの確認」をクリックして、利用可能な更新がないか確認する。

アップデートがある場合は、自動的にダウンロードとインストールが行われるので、完了後に再起動して、タスクスケジューラが正常に動作するか確認する。